散歩の役割は、運動量を満たすことだけではないぞ!
この記事では、よく言われる「チワワの運動量はどれくらい?散歩に行かなくてもいいって本当?」について検証してみます。
確かに、超小型犬のチワワの運動量は比較的少なく、部屋の中で放し飼いにして、ボールやおもちゃで遊んであげるだけでも十分な運動量を満たすことができます。
そのため、「チワワは散歩の必要がない」という誤った情報が広まってしまうきっかけになりました。
雨の日や地面が熱くなる真夏の昼間、寒さが厳しい冬などは無理に外へ出なくても、運動不足になることはありませんので、忙しい方でも飼いやすいのは本当です。
しかし、ここじいも言っているように、散歩の役割は運動量を満たすためだけではありません。
チワワもしっかりと散歩をしてあげる必要があります。
目次
散歩の役割!チワワの運動量は約2km
チワワの運動量は少なめで、動く距離は1日約2km分と言われています。
散歩時間の目安は、1日40分程度です。
「意外と多い!」と思われる方も多いかもしれません。
1回に40分は大変なので、1回20分×2回=合計40分と分けて行くことをおすすめします。
きっちり20分行く必要はなく、おおよその目安で大丈夫です。
あらかじめ毎日の散歩コースを決めておくといいですね。
- 気分転換をしてリフレッシュする
- 外の世界に慣れさせる社会化訓練
散歩の役割①気分転換でリフレッシュする
チワワはとても好奇心が旺盛で神経質な面もあります。
ずっと外に出られずに家の中ばかりの生活になってしまうと、ストレスが溜まり問題行動を起こしてしまったり、病気になってしまうことがあります。
できない日が続くとつらいんじゃ。
わが家はきっちり散歩の時間を決めていないので、雨や風が強くて外に出られない日も、おさまってきた合間を見て少しでも外に出るようにしています。
家の前は車があまり通らない場所なので、様子を見ながら放し飼いで自由にマーキングさせています。
ここじいが満足すると、自分で家の中に入っていくという自由な暮らしです(笑)
梅雨などの雨の時期や、真夏や真冬の環境が良くない時期は、いつもの散歩コースではなくてもいいので、少しでも外に出る時間を作ってあげましょう。
人間と同じで、外の空気を吸うだけでリフレッシュできますよ!
散歩の役割②外の世界に慣れさせる社会化訓練
散歩のもう一つの目的には、外の世界に慣れることがあります。
家族以外の人や犬、環境音など、外の世界に慣れさせておくことで、室内だけでは経験しにくい社会性を身につけることができます。
これは、犬にとってもとても大切なことで、訪問者が訪れたときの無駄吠えを防ぐ役割や、聞き慣れない環境音で神経質になってしまったり、必要以上に臆病になることを防ぎます。
ドッグランなど、チワワは安全に自由に走り回れる場所に連れていくのもおすすめです。
チワワの散歩へ行くときの注意点
チワワは暑さや寒さに弱い犬です。
地面が熱くなる真夏の昼間、寒さが厳しい冬は散歩へ行く時間を調節してあげましょう。
真夏は気温が上がる前の早朝か気温が下がる夕方、真冬は日中の比較的暖かい時間帯がおすすめです。
また、真冬は洋服を着せてあげるなど、防寒対策もしっかりしてあげましょう。
- 側溝に足がはまらないように気をつける
- 大きな目を傷つけないように安全に気をつける
- 長い階段を登る、傾斜が大きい坂などのコースは避ける
1. 側溝に足がはまらないように気をつける
チワワの足はとても小さく細いです。
人間なら気にも止めない側溝ですら、足が挟まってしまう可能性があります。
チワワ自身もそれがわかっているのか、ここじいは側溝をとても嫌います。
そもそも嫌がっていこうとしないのですが、気づかずに足が挟まってしまうことも考えられるので、散歩に際はチワワの足元に十分に注意してあげましょう。
2. 大きな目を傷つけないように安全に気をつける
チワワは鼻が短く、目が大きいです。
草むらに鼻を近づいたときに、草や障害物などで目を傷つけないように気を配ってあげましょう。
3. 長い階段を登る、傾斜が大きい坂などのコースは避ける
チワワは体が小さいので、長い階段を登ったり、傾斜の大きい坂をひたすら歩くコースは、体に負担がかかってしまいます。
足腰を痛めてしまう原因にもなってしまうので、階段や坂道では抱っこをしてあげるなど、チワワの負担にならない程度に歩かせてあげましょう。
また、人間に比べて地面からの距離が近いので、アスファルトの熱や刺激をそのまま受けてしまいます。
真夏の昼間のアスファルトは、チワワにとっては灼熱地獄です。
地面が熱くなっている場所では歩かせるのを避けて、抱っこをして外の景色を見せてあげるだけでもリフレッシュすることができます。
チワワの散歩はワクチンを終えてから
子犬の散歩デビューはワクチン接種後に
子犬は、ワクチンの接種をすべて終えてから2〜3週間後にお散歩デビューが可能です。
ワクチンを打ち終えてすぐは、まだ抗体ができていないため、散歩だけでなく外出も控えるようにしましょう。
ただし、お散歩デビューは生後3カ月まで済ませておくことが理想です。
生後4カ月を過ぎると、初めてのことに恐怖心や警戒心を覚える「若齢期」と呼ばれる期間に入るのがその理由です。
この期間に嫌な思いや怖い思いをしてしまうと、トラウマになってしまうこともあるからです。
逆に、生後3カ月までにお散歩デビューを済ましておくと、うまく社会化することができて、その後の生活がスムーズになります。
散歩に必要な持ち物を準備しよう!
- リードまたはハーネス
- トイレセット
- 散歩バッグ
- しつけ用おやつ
散歩に必要なものはあらかじめ用意して、お散歩バッグに入れておきましょう。
子犬のうちはしつけ用のおやつを持っていき、子犬が歩きたがらない時や他の犬とすれ違う時、暴れてしまう時などは、おやつで気を引いてあげるとお散歩もスムーズに行けるようになります。
チワワとの散歩の時間を楽しもう!
チワワの運動量と散歩の必要性についてまとめてみました。
家の中だけでも、必要な運動量は十分に満たせるチワワだけど、しっかりと散歩をして健康を保ってあげましょう。
飼い主もチワワも無理なく散歩の時間を楽しもう!
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