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犬を飼いたいと願うなら、「保護犬」という選択肢もあるよ!

「犬を飼う」というと、ほとんどの方がペットショップかブリーダーを思い浮かべるのではないでしょうか?

まだまだ「保護犬」を思い浮かべる方は少ないでしょう。

そんな方に、「犬を飼う=保護犬」という選択肢があることを知ってほしくてこの記事を書きました。

「保護犬を飼う」にあたって、しつけの仕方や飼育の難しさなど、不安になる気持ちもあるはずです。

しかし、真摯に向き合うことで保護犬との素敵な関係を築くことは十分に可能です。

この記事では、初心者が保護犬を飼う際に知っておきたい注意点や飼い方、しつけの仕方についてまとめています。

※この記事には、PR広告が含まれます。

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保護犬について理解しよう

「保護犬」とは、飼い主が何らかの理由で飼い続けることが難しくなったり、過酷な環境に置かれていた犬が救出され、一時的に自治体や民間の動物保護施設、個人宅などで保護されている犬のことを指します。

自治体や施設から犬を引き取り、飼い主になることを「里親になる」と言います。

保護犬のしつけは難しい?しつけ方と注意点

保護犬のしつけは難しいと言われることがありますが、その理由としては「保護犬たちの背景や経緯が分からない」ことが挙げられます。

保護犬は虐待や飼育放棄、多頭飼育崩壊などの状況で保健所や保護団体に引き取られることが多く、事前に詳しい情報が提供される場合もありますが、中には経緯が不明な子もいます。

心を開くのが難しい保護犬には、時間と忍耐が必要です。

また、保護犬にはある程度のしつけがされている子もいれば、まったくしつけがされてない子もいます。

しつけの度合いによっては、根気よく教え込む必要があるため難しく感じることもあるでしょう。

しかし、保護犬を上手にしつけるためにはいくつかのポイントがあります。

しつけのポイントと注意点
  • 安定した飼育環境と愛情を注ぐ
  • 穏やかで優しい接し方を心がける
  • 急かしたり無理な要求をすることは避ける
  • 保護犬が自分のペースで進めるように配慮する

保護犬は過去の経験から不安や恐怖を抱えている場合がありますので、穏やかで優しい接し方を心がけましょう。

しつけの仕方
  1. どこまでしつけがされているかを確認する
  2. トイレのしつけはできる限り家に連れてきた日から開始する
  3. まずは環境に慣れてもらうことを最優先にしつけを進める
  4. 十分に運動をさせて、運動以外の時間はしっかりと休ませる

まずは、どの程度しつけができているのかを必ずスタッフに確認しましょう。

一定期間保護されていた犬であれば、スタッフがしっかりとしつけを行っている可能性があります。

また、保護犬が引き取られた経緯によっては、元の飼い主がある程度しつけをしているケースもあります。

環境の変化に慣れさせることを最優先に、保護犬の性格や個体差に合わせたアプローチをすることで、より良い結果を得ることができます。

基本的なしつけの手法やポジティブな強化を使った訓練方法を取り入れることも効果的です。

専門家やトレーナーからのアドバイスや支援を受けることもおすすめです。

保護犬のしつけには時間と努力が必要ですが、愛情と理解をもって取り組むことで、絆を深め素晴らしいパートナーとなることができます。

保護犬を迎えるために大切なこと

保護犬の性格には個体差がありますが、慣れない環境や過去の経験からくる心の傷が影響して臆病だったり、警戒心の強い犬が多い傾向にあります。

まずはしつけではなく、保護犬の緊張を解いてあげるようにしてあげるようにしましょう。

保護犬を迎えるにあたって大切なことは以下の通りです。

保護犬を迎えるために大切なこと
  • 保護犬の性格に合わせてゆっくりと行うこと
  • 緊張が解けるのを待って焦らず気長に行うこと
  • 少しずつコミュニケーションを取っていくこと

保護犬が心を開く前にしつけを開始しても、上手くいかないことのほうが多いです。

保護犬は、新しい環境や家族に慣れるのに精いっぱいで、最初のうちはたくさんの不安や緊張を抱えています。

保護犬を迎える際は、忍耐と理解を持ちながら向き合わなければなりません。

時間と努力をかけて保護犬との信頼関係を築いていけば、徐々に心を開き、愛情深いパートナーに育っていくことでしょう。

保護犬の特徴とよく見られる性格

保護犬には特徴的な部分があり、さまざまな性格が見られます。

その中でも一般的に多く見られる性格について紹介します。

保護犬の特徴と保護犬に多い性格
  1. 臆病で落ち着きがなく不安定
  2. 警戒心が強く無駄吠えが多い
  3. 適応性が低く環境の変化に慣れにくい

1つずつくわしく見ていきましょう。

1. 臆病で落ち着きがなく不安定

過去のトラウマや幼少期に経験不足がある場合、保護犬は臆病で落ち着きがない傾向があります。

小さな音や動きにも敏感に反応し、触れ方や人の位置にも不安を抱えることがあります。

初めは戸惑うこともあるかもしれませんが、保護犬の行動をよく観察し、適切な接し方を考える必要があります。

また、驚いたり逃げ出したりすることもあるので、安全な環境を整えることが重要です。

2. 警戒心が強く無駄吠えが多い

犬が吠える理由はさまざまですが、保護犬の中には警戒心が強く吠える傾向がある子もいます。

「何に対して恐怖心を抱いているのか」を観察し、理解する必要があります。

例えば、知らない人が訪れた際に吠えることがよくあります。

保護犬は、未知のことに対して恐怖心を抱くことがほとんどであり警戒吠えが多い場合もあります。

犬の性格を理解している人なら上手に対応できますが、そうでない人や犬にくわしくない人にとっては驚きや困惑を引き起こすかもしれません。

3. 適応性が低く環境の変化に慣れにくい

保護犬の中には虐待や飼育放棄の経験を持ち、人に対する信頼を築くまで時間がかかる子がいます。

特に社会化期を終えた子犬や成犬に多く見られるとされています。

保護団体からの説明で、ケージでの生活や十分な散歩経験がなかったと聞けば、過去に楽しい経験が少なかった可能性があります。

ただし、同情から過保護になる必要はありません。

ゆっくりと時間をかけて接し、信頼関係を築いていきましょう。

ペットの里親制度とは?

ペットの里親制度は、飼い主が飼うことができなくなったり、野良として生活していた犬や猫などの動物を、保健所や保護団体から預かり、新たな飼い主として迎え入れる制度です。

「里親」とは、この制度を利用して動物を引き取る希望者のことを指します。

里親制度の手続きとルール

具体的な手続きやルールは保護団体によって異なりますが、一般的には、里親希望者が保護団体を訪れて、保護犬との「お見合い」をします。

お見合いでは、性格や相性の合いそうな犬を選び、一定期間同居してみてペットとの生活が可能かどうかを試す「トライアル」を行います。

トライアル期間は、短いところでは1週間、長いところでは1ヶ月程を設定しているところもあり、トライアル期間中に、希望した犬と、これからずっと共に暮らしていけるのかを判断します。

また、保護団体の一部ではウェブサイトで犬のプロフィールを公開しており、自宅の環境に合うペットを選ぶこともできます。

里親として引き取った犬は、保護団体からさまざまなサポートや飼育に関するアドバイスを受けることができます。

ただし、里子として引き取った犬が脱走などの問題行動を示した場合、里親関係は解消され、動物は保護団体に戻されます。

また、保護犬が新しい環境になじめず、関係を解消したい場合にも保護団体が再び引き取ってくれる制度があります。

里親とペットショップの違い

ペットショップから犬を購入する場合は、お金の支払いが完了すれば、飼い主になることができます。

身元の厳しい審査も受ける必要もなく、簡単に可愛い子犬を手に入れることができます。

一方、里親として犬を引き取る場合は、犬の年齢も様々であり、子犬とは限りません。

成犬や、シニア犬も多く存在します。

また、里子候補となる犬は虐待を受けたり、野良として過酷な生活を送った経験を持つなど、それぞれ違った背景を持っています。

「安く飼える」などといった理由で、気軽に里親を選んでしまうと後で後悔することにもなりかねません。

「命を預かる」という覚悟を持って、しっかりと検討しましょう。

犬種を選ぶことはできるの?

里親を希望する際には、自分の地域の動物愛護センターや気になる保護団体のホームページを見て保護犬を探します。

里親決定25万頭の実績がある「ペットのおうち」なら、犬種を選ぶことも可能です。

もちろん、ペットショップとは違い、ご希望のすべてを兼ね備えたワンちゃんに出会えるとは限りません。

「犬を飼いたい」という気持ちはもちろん大切ですが、「飼いたい」よりも「保護したい」「命を助けたい」という気持ちで迎え入れる準備をすることが大切です。

里親に求められる条件

保護犬の里親になるためには、特別な資格は必要ありません。

保護犬を飼う条件は、譲渡センターや市区町村によって異なりますが、以下に主な条件の例を挙げます。

保護犬を飼うための条件
  • 保護犬の寿命を迎えるまで責任を持って飼えること
  • 18歳以上65歳未満で経済能力がある
  • 保護犬を飼うことに家族全員の同意が得られている
  • 安全に飼育できる環境に住んでいる
  • ペットを飼うことができるライフスタイルである
  • 年に1回の狂犬病の予防接種を受けさせること
  • 避妊去勢手術が済んでいない場合は早急に手術を行うこと

多くの保護団体は、引き取った犬を生涯にわたって責任を持って世話をしてもらいたいと考えていますので、ペットショップやブリーダーから購入するよりも厳しい条件があります。

譲渡にかかる費用はどれくらい?

譲渡にかかる費用は方法によって異なります。

保護犬の譲渡には、無料から5万円程度の費用がかかることが一般的です。

譲渡費用は、都道府県や自治体が運営する動物愛護センターや保護団体によって大きく異なります。

動物愛護センターでは、無料から1万円以下が一般的であり、事務手数料として畜犬登録料やマイクロチップ挿入費用などが実費として請求されますが、医療費や検査費はかかりません。

一方、保護団体では、保護犬のワクチン接種代や医療費、検査費などが譲渡時に合算され、数万円単位の費用がかかる場合があります。

多くの保護団体では、医療履歴や検査結果を提供し、譲渡時の費用を明確に示しています。

不明な費用がある場合は、事前に質問して納得の上で譲渡手続きを行うようにしましょう。

完全に無償で引き取ることはできませんが、ペットショップで子犬や子猫を購入する場合に比べて、里子を引き取る際の費用はずっと少額で済むことが一般的です。

譲渡にかかる費用は個別の状況によって異なるため、事前に確認することが重要です。

加えて、場合によっては室内飼いが可能であることや、しつけ教室に参加することなどの条件が追加されることもあります。

事前に希望するセンターや施設、市町村の規則を確認し、条件を満たしているかどうかを確認しましょう。

保護犬を飼うための2つの方法

保護犬を譲り受ける方法は主に2つあります。

以下でそれぞれの方法について詳しく説明します。

1. 里親募集のチラシやサイトを見る

動物愛護センターや保護団体のホームページには、保護犬の写真や情報が掲載されていることがあります。

自分の地域の動物愛護センターや気になる保護団体のホームページを見て、保護犬を探しましょう。

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気になる保護犬が見つかったら、譲渡条件を確認して飼い主になりたいと申し込みます。

申し込み後、連絡が返ってきて保護犬と対面する日程を決めます。

対面は動物愛護センターや譲渡スポットなどで行われることが一般的です。

保護犬との対面後、飼い主になるための審査が行われます。

審査の方法は動物愛護センターや保護団体によって異なりますが、家庭訪問や面談などが行われ、飼育環境や飼い主の適性が判断されます。

審査に合格すると、飼い主になるための講習を受け、書面を交わすことで正式に保護犬の飼い主となります。

保護犬を見つけたからと言ってすぐに飼えるわけではなく、対面の手続きが必要です。

また、個人的な募集の場合は費用や条件に注意が必要です。

2. 譲渡会に参加する

譲渡会では実際に複数の保護犬と対面しながら、性格などの情報を聞くことができます。

市町村や保護団体が定期的に開催しており、市町村の譲渡会は、通常は毎月決まった曜日と時間に行われることが多いです。

市町村の譲渡会では、事前講習会や個別面談が行われることもあります。

ペットのおうち」でも、定期的に全国で譲渡会イベントを行っています。

ぜひ、チェックしてみましょう。

参加するためには、事前に講習会や面談をクリアする必要がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

譲渡会では、自分に合う保護犬を見つけることができます。

保護犬との相性をチェックし、飼い主としてふさわしいかどうかを判断します。

問題がない場合、トライアル期間を経て正式な飼い主となる申請ができます。

譲渡会に参加することで、すぐに保護犬に出会うことができるため、自分に合った保護犬を見つけやすいというメリットがあります。

ただし、譲渡会によって条件が異なるため、事前に詳細を確認することが重要です。

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保護犬を迎えるために必要なもの

保護犬を迎えることが決まったら、快適に過ごしてもらうための事前準備が必要です。

犬を飼うために、実際に必要な飼育グッズをまとめました。

  • キャリーバッグ
  • ケージ
  • ベッド
  • 食器
  • ペットシーツ・トイレ
  • 首輪
  • リード
  • 普段から食べているドッグフード
  • おもちゃ(ボール型、ぬいぐるみ型、ロープ型など)
  • 犬の飼育に関する本

「犬の飼育に関する本」は初めて犬を飼う方にはおすすめです。

どうすれば保護犬ともっと仲良くなれるのかについて、ヒントを得ることができるはずです。

保護犬の飼育におけるメリットとデメリット

現実的な問題を考慮しながら、救いたい犬を迎えることを望む人も多いでしょう。

犬の出身にこだわらない人もいますが、愛犬として保護犬を迎える際には考慮すべき点もあります。

保護犬を選ぶ際のデメリット

デメリット
  • 既に歯周病や心臓疾患などの病気を抱えていることもある
  • ある程度の癖やトラウマを持っているため、しつけに時間がかかる
  • 年齢が進んでいる場合は一緒に過ごせる時間が限られることも!
  • 成犬の場合は子犬の可愛さを経験することはできない

飼育環境が悪かった保護犬は、病気を抱えていることもあります。

ご自身で治療費を負担し、その後のお世話に十分な財政的および精神的な余裕があるかどうかを考えることも大切です。

また、しつけ直すための覚悟があるかどうかも考えておきましょう。

子犬のしつけに自信や余裕がない方は、あえて比較的落ち着いた成犬を選ぶという考え方もあります。

しかし、犬がある程度の成長を遂げている場合は、新しい慣れるまでに時間がかかることがあります。

保護犬を選ぶ際のメリット

メリット
  • たとえ1頭でも行き場のない犬に住み場所と愛情を与えることができる
  • しつけができている場合は苦労することなく生活を始めることができる
  • 成犬の場合は性格や体のサイズを明確に把握することができる
  • ブリーダーやペットショップよりも高額な購入費用がかからない

犬には、出身に関わらず幸せに暮らすチャンスが与えられるべきです。

年間5万頭の犬・猫が里親が見つからずに殺処分されています。

あなたが保護犬を選択することで、たとえ1頭でも命を救うことができます

自身の年齢や体力を考慮し、子犬の活発さに対応するのが難しい場合、成犬を選ぶことも大切です。

予想外に大きくなることはなく、犬に合わせたケアや生活環境を整えることができます。

ただし、ワクチン代などの費用は支払う必要があります。

成犬であれば、子犬期によく見られる病気をクリアしていることも多いです。

子犬期は病気にかかりやすい時期であります。

もちろん、成犬でも病気にかかる可能性はありますが、成犬であればその時期を乗り越えていると考えられます。

成犬であれば、時間と努力をかけてお互いの関係を築く必要があり、お互いの絆が築かれる瞬間は喜びに満ちることでしょう。

保護される犬の中でも、成犬は最も多いです。

子犬の可愛さは魅力的ですが、成犬やシニア犬にも特別な魅力があり、保護犬と絆を築いた後の可愛さも格別です。

犬との暮らしを考えている方は、保護犬を検討してみることをおすすめします。

ペットを飼うことができるライフスタイルかどうかをしっかりと確認し、「一度飼い主を失ったペットには、二度と同じ思いをさせない」という覚悟をもって里親になりましょう。

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まとめ

「保護犬は初心者が飼うのは難しい?」とい疑問について、注意点や飼い方、しつけの仕方をまとめてきました。

犬を飼いたいけど、金銭面などで飼うのを躊躇してしまっている場合には、保護犬をいう選択肢があります。

しかし、「命を預かる」ということを忘れないでください。

保護犬を迎え入れる場合は、ペットを飼うことができるライフスタイルかどうかをしっかりと確認し、「一度飼い主を失ったペットには、二度と同じ思いをさせない」という覚悟をもって里親になりましょう。

ここじい
保護犬を選ぶ際には、「愛犬の命が尽きるまでしっかりとお世話し続ける」ことを約束してほしいワン!
保護犬に限らず、「生き物を飼う」ということは喜びと同時に責任が伴うんじゃよ!
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