シニア犬になると明確な目的がないのに、部屋の中をウロウロと歩き回るようになることがあります。
部屋の中の今まで行かなかった場所へ行くようになったり、落ち着きなく歩き回っているので、飼い主としては心配になってしまいますよね。
また、部屋の中は危険がたくさんあり、狭い場所で家具の間に挟まって抜けなくなってしまったり、ぶつかって怪我をしてしまうことも考えられます。
この記事では、シニア犬が徘徊を始める理由や対策、小型犬におすすめの徘徊用サークル「赤ちゃんのボールプール」について紹介しています。
\ 小型犬の徘徊用におすすめ /
移動型サークル
目次
老犬が部屋の中を歩き回ってしまう理由
シニア犬が目的なく部屋の中を歩き回るようになってしまった場合、まずはかかりつけの動物病院で原因を特定しましょう。
高齢犬の場合は認知症であることがほとんどですが、病気が原因の場合もあります。
徘徊する理由① 認知症(痴呆)
老犬が徘徊をしてしまう理由として、一番に挙げられるのが認知症です。
認知症は人間だけでなく犬にも見られる病気です。
年齢とともに脳神経や自律神経がうまく機能しなくなり、徘徊や夜鳴きなどの症状が現れます。
認知症は放っておくとどんどん進行してしまいます。
残念ながら現代の医療では治療法は確立されていないのが現状です。
しかし、早めに治療を開始することで病気の進行を遅らせることはできます。
まずは、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
徘徊する理由② 不安やストレス
シニア犬になると今までできていたことが徐々にできなくなっていきます。
目が見えにくくなったり、体が思うように動かせなくなったりすると、犬自身も不安やストレスを感じてしまいます。
不安を紛らわせたり気持ちを落ち着かせるために、部屋中をウロウロ歩き回るようになってしまうのです。
また、引っ越しなどの環境の変化でも不安やストレスを感じてしまいます。
犬が不安やストレスを感じている場合は、しっかりとスキンシップをとり、リラックスできる環境で安心させてあげることが大切です。
徘徊する理由③ てんかん
周期的に発作が起きるてんかんは、脳内に異常な興奮が起きることにより、痙攣や意識障害などの症状が現れる病気です。
若い頃に発症することもあれば、シニア犬になってから発症するケースもあります。
我が家の愛犬チワワ(ここじい)も5歳の頃に初めて発作を起こし、てんかんと診断されました。
てんかん患者は、季節の変わり目や急な寒暖差で発作を起こしやすく、激しい全身発作が起きる場合や体の一部だけがピクピク痙攣することもあります。
また、発作が起きた後にウロウロと落ち着きなく歩き回ることもあります。
その後は数回にわたり発作を経験しましたが、回数が少ないことから投薬などの指示は出ていません。
現在は14歳を超える高齢犬ですが、発作を起こす回数は増えることなく過ごしていますが、気圧の変化が激しい日は特に注意しています。
高齢の小型犬の徘徊には子供用ボールプールがおすすめ!
シニア犬が徘徊を始めた時は、まずは動物病院で診察してもらうことが大切です。
症状を話して、獣医師の指示を仰ぎましょう。
我が家のここじいの場合も動物病院へ連れて行き、そこで子供用のプールがおすすめという話を聞きました。
シンプル&おしゃれで折り畳めるから持ち運びにも便利!
動物病院では屋外で使う子供用プールの話を聞きました。
空気で柔らかいからぶつかっても怪我をすることなく安心という話でしたが、我が家の場合は留守にする時に隣に住んでいる義父母に預けることも多く、移動しやすいことが大切でした。
インターネットとにらめっこして見つけたのが子供用のボールプールです。
チワワならMサイズがぴったり!顔を出すことができて可愛い
サイズはとても迷いましたが、超小型犬のチワワでMサイズがぴったりです。
それなりに部屋にスペースが必要ですが、ご飯にトイレ眠るためのブランケットを置いても、狭く感じることなく過ごすことができます。
カラーもブルー・グリーン・ピンクの3色から選ぶことができるので、部屋のインテリアに合わせて購入できます。(ここじいはグリーンを愛用しています)
子供のおねしょシーツ&丸ラグを敷いて粗相対策も!
ここじいの場合は粗相もしてしまうので、子供のおねしょシーツの上にボールプールを置いて、ボールプールの中に丸ラグ、ブランケットでふわふわにしています。
たまにふわふわすぎて足場が不安定だったりする時は、犬用オムツを履かせて部屋の中を歩き回ったりして運動させています。
疲れてきたら、オムツを外してボールプールに入れてあげると寝てくれます。
十分に高さがあるため、自分で外に出てしまうことはなく、お留守番の時も安心できます。
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夜も寝ないくらい徘徊が止まらない時の対処法
夜も寝ないくらい徘徊が止まらなくて困ってしまった時は、まず家具にぶつかって怪我したりしないよう、居住環境を見直してあげましょう。
できるだけ落ち着ける場所を整えてあげることが大切です。
無理に止めるのはNG
高齢になった愛犬がウロウロ歩き回っているのを見て、「疲れてしまわないか?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、だからと言って無理に抱き上げてしまったり、歩くのをやめさせてしまうのは良くありません。
愛犬が歩き回ることで自分を落ち着かせようとしているのなら、無理に止めてしまうことで余計ストレスになってしまう可能性があります。
日中に十分な運動させる
深夜も徘徊が止まらなくて、夜も寝なくなってしまっている時は、日中に十分な運動をさせましょう。
愛犬が散歩に行きたがらない時は、抱っこ紐や犬用カートを使って歩くだけでも脳が刺激されてストレス解消につながります。
日中に十分な運動をさせて疲れてしまうと、夜はぐっすり寝てくれることが多いです。
リラックスできる環境づくり
足腰が弱くなると踏ん張りが効かなくなるので、フローリングなどの滑りやすい床の上ではうまく立ち上がれなくなったり、滑って転んだりすることもあり危険です。
そんなときはまず、愛犬の行動範囲を狭くしたり、愛犬が歩く場所にカーペットを敷くなどして環境を見直してあげましょう。
また、夜は安心できるベットで照明を落とし、「もう寝る時間だよ」と分かるように静かにしてリラックスさせてあげましょう。
いつまでも興奮させてしまうと、眠れずに吠えるようになってしまい、飼い主さんも辛くなってしまいます。
家具の配置をチェック
シニア犬が徘徊するとき、机やソファーなどの家具にゴツゴツぶつかりながら歩くことがあります。
また、部屋が散らかっていたりするとつまずいて怪我の原因となります。
余計な荷物を片付けたり、家具の角には緩衝材をつけてあげると怪我を防止できます。
机と椅子の間やソファーと壁の隙間など、愛犬が挟まりやすい狭い場所にはクッションを置くなどして、挟まらないように対策をしてあげましょう。
愛犬が歩き回っているときは、できるだけ目を離さずに見守ってあげることが大切です。
まとめ
シニア犬が徘徊を始める理由や対策、小型犬におすすめの徘徊用サークル「赤ちゃんのボールプール」について紹介してきました。
愛犬が高齢になって歩き回るようになってしまった時は、原因を把握するためにもまずはかかりつけの獣医師にきちんと診てもらいましょう。
夜なかなか寝つけない時は、体を優しくマッサージしてあげたり、一度抱っこで外へ連れ出して気持ちを落ち着かせてあげることも良いです。
マッサージは血行を促進する効果もあるので、日々のケアにぜひ取り入れてみてください。
愛犬とのスキンシップにもなり、不安やストレスを解消してくれる効果もあります。
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